密会の花園

今日は、誰にもナイショでお兄ちゃんの家に来た。
お兄ちゃんは、私との関係が親にばれてからココで一人暮らしをさせられている。
「怜奈…!」
「お兄ちゃん…怜奈…ずっとあいたかったよ…。」
胸に飛び込むと、最初おずおずと、それからしっかり優しく抱きしめてくれた。
「俺も…怜奈のことを考えない日はなかったよ」
おじいちゃんが昔住んでいた、大きな庭園のある家。お兄ちゃんは、ここから大学に通っている。
「お兄ちゃん」
キスすると、いつもみたいに煙草のにおいがした。
私の、お兄ちゃん。
「今日ね…何も下着つけないで、来ちゃった…」
スカートをたくし上げると、お兄ちゃんの喉が、ゴクリ、と鳴った。

くちゅ、くちゅ。お兄ちゃんの太い指は私の身体を全部知っていて、どんどんのぼりつめさせてくれる。
「その格好で電車とか…なんにもなかったのか?」
「ん…今日はお休みだし空いてたから…ふぁ…多分誰も気がつかなかったと思う」
くりくりっ、隆起した乳首を抓まれた。
「ふくぅぅっ…」
「何も触ってないのにこんなになってるんだぞ?見て分からないわけないだろ。ここも…」
つうっと割れ目をなぞられると、それだけでとろんとろんの透明な液体がお兄ちゃんの指にからまる。
「困った子だな…そんなにえっちになっちゃって」
「お兄ちゃんが、したんだもん…。」
私にコート一枚だけ着せて夜の公園に連れて行ったり、車の中でえっちしたり、部屋の中でも…もうほんとに、お兄ちゃんはいろいろなことを私に教えた。
「ばか…」
ぎゅううっと抱きしめられる。
「俺、やっと今になって反省してる…怜奈を、そんな風にしちゃいけなかった。俺が、守れるわけでもないのに…」
お兄ちゃんが、泣いてる。
「お兄ちゃん…怜奈は、これでいいよ。お兄ちゃんが好きだから、これでいいの」
一緒に暮らせなくても、こうやって会いに来ればいい。いつか…一緒になれるって信じてるから。
「ね…お兄ちゃんの、欲しいよぅ…」
ぱつんぱつんのズボンから、お兄ちゃんのを解放すると、私はお兄ちゃんの分身を丹念にしゃぶった。お兄ちゃんが私を知ってるように、私もおにいちゃんの身体を全部覚えている。
「怜奈…怜奈…俺もすごくすごく、したかった」
抱き上げられて、カチカチで熱いお兄ちゃんのものがおしりからあそこまでをずりずりと擦る。とっくに腫れあがっているクリトリスを何度も刺激して、私はそれだけでもう、びくんとイキかけて…。
「入れるぞ」
耳元で低いお兄ちゃんの声が響くと、なぜかどきんとして、涙があふれた。
ぬぷ…みり…みちみち…。
「うぁ…怜奈のなか、締まりすぎだし、ひくひくしてるし…」
「お兄ちゃんっ…おにいちゃぁん」
「ね…ごめん、俺がまんできなそ…も、だめ…」
「いいの、怜奈のなかにお兄ちゃんのミルクたくさんちょうだい、なんどでもなんどでも…ちょうらいっ…!」
びゅく、びゅくんっ。
ぎっちりと結合したまま、私のおなかに熱いお兄ちゃんのがたっぷり入ってきた…。ぷるぷると身体が震えて、ふたりで、はあはあしながら、またぎゅうっと抱きしめあって長いキスをした。
(2010/07)