「ちゃんとここまでついてきたね、真悠ちゃん。…ここで何をするかは、わかってるよね?」
「わかってます…」
 今月ピンチで、お小遣いがほしかったから。友達に紹介されて、このお兄さんと一緒にここに来た。おいしいご飯食べさせてもらって、初めて少し飲んで。
 そして、こんなところも、初めてだから…正直怖い。でも、シャワーのときに逃げちゃえばいいって言われたし。
 どうせ、こんな風にしか女の子と…って男の人は、いくじなしばっかりだって、莉沙は言ってた。だから誰でもできるよって。
「あの、シャワー浴びてきます…ね?」
「いらないよ」
「え…」
 そのまま、ソファに押し付けられるようにキスされた。大人の、キスだ。とろんってなる。
「んっ…でも、汚いし…。ぁぷ」
「このままでも、すごくいい匂いしてる。女の子のあまいにおい、シャンプーの匂いと、石鹸と…」
 どきんとする。そのままずっとぴちゅ、ちゅくと舌を吸われて、絡められて、シャワーどころか力が抜ける…。
 好みのタイプってわけでもないのに、こんなにどきどきするものなんだ、キスって。私の両手首を揃えて、掴めてしまう大きな手も、同じ年の男の子達にはないもので。
 そのまままぶたや耳にくちづけられていて、ふと…カチリと手首に固い違和感。
「え…?」
 左右が鎖でつながった手錠。一瞬の隙に、はめられていた。
「手荒なことするわけじゃないよ?
ただ、逃げようとしたりする子もいるんでね…」
 お兄さんの、メガネの奥の目が冷たく光った。

「真っ白できれいな体だね…全部見てあげるよ」
 拘束された手を高く吊られて、何か抵抗できるわけもない。既にほぼ裸の状態で、私はベッドの上で両脚を大きく広げさせられている。舐めるような視線が体のそこかしこに注がれているのを感じる。
 カーテンは閉まっているが、怪しげな色のライトが強くて、しかも煌々と下半身が照らされるところに私は寝かされているので、自分でも肌の色がどうにもいやらしいというのがわかる。
(全然知らない人にこんなとこまで見られてる…どうしてこんなことになっちゃったんだろぅう…)
 今更後悔しても、自分が悪いのはわかっている。でも、初めて他の人に自分を見せる状況が、こんなだなんて…。
 せめて自由になる脚を閉じようとしても、お兄さんの腕ががっちりと下半身を抱え込み、お尻をまさぐり、胸をやわやわと揉みさする。そして、いやおうなく太い指が脚の付け根のいちばんはずかしいところを探索してくる。
「真悠ちゃんは、まだブラはBカップくらいかな?
それでも、触るともう…乳首、こんなに立ってるよ」
 そういってお兄さんは指で乳首をキュッと痛いほどしごいたり、かと思うと指の腹でサワリサワリともてあそぶ。
(恥ずかしい…恥ずかしいよう…)
 どうしていいのかわからないし、何を言われても、答えない事にした。ずっと目をそらしていればいい。我慢していればいい。
 くり、くりと乳首が太い指でこねられ、下半身の手もいやらしくいろいろな所を探っている。自分でも、怖くてほとんどさわったこともないような所なのに…。
「…っ!」
「やっぱり、このくらいの子は一番クリが弱いねと…可愛い声出しちゃって。
それでは、充血してきたクリ責めに入るかな」
 お兄さんは、私の脚を広げたままの形で棒のような器具を使って固定すると、なにかを私のあそこにあてがった。



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