「真悠ちゃんは、オナニーはしてるのかい?」
 お兄さんは、その、ブラシのような柔らかい突起のたくさんついたもので、私のあそこの上のほうをさわさわぐりぐりと撫で上げたり、指で大きく広げたりする。
「充血してるから、可愛いお豆剥けてきたよ…。
気持ちよくなるスイッチ入れようか」
 ヴィイイン…とモーターの音がしたと同時に、その突起がいっせいに振動して…一番触られては困るところに、ダイレクトにお兄さんは強くそれを押し当ててくる。
 気持ち悪いのと怖いので、ほんとに何も言えないのもあるのだけれど、そんな所を自分でもこんなに執拗に弄った事はないので、なんともいえない、でも甘い感覚がビクビクと上がってくるのに耐えている…息が上がり、体が跳ね、声が、出る…。
「…や…っ、ふぇえ、んっ…」
 電気のようなショックが絶えず上がってくる。
「ちゃんと答えるんだよ?オナニーは、してるのかな?
自分で乳首を弄ったり、クリを剥いてさすったり、おま○こに指を入れたりは、してるのかな」
 恥ずかしいことをいわれるたびに、怖いほどぞくぞくする。
 答えなきゃ、やめてくれない。私はふるふると首を横に振った。
「ふうん、全然してないのか?でも真悠ちゃんのここは気持ちいいこと、もう知ってるみたいだぞ。こんなに勃起して…ツヤツヤして充血して、こうしてつまんでくれって」
「ひぅ…!」
 お豆が、ブラシでなでられたりキツくひねられたり。その度にぞわっ、ひくん、と体中が反応してる…こんな小さいところ触られてるだけなのに…っ。
「ここは、なんて言うんだっけ?
真悠ちゃんは、一人でどこを触って楽しんでるのかなぁ、教えてくれないと」
 お兄さんはスイッチをさらに上げる仕草をわざとする。
「…ト…リス、を」
 こんな言葉、恥ずかしい。
「…クリ…トッ…リスを、はぁあっ…、さわって、ます…ぅく…っ」
 自分の声を聞くのが、自分にとってえっちすぎるなんて、考えたことなかった…いやらしい言葉と、告白と、直接の刺激と、その全部が合わさって何倍にもなって。
 でも私の体を動かせる範囲はとても限られていて、身をよじるしかなくて、そんな私をお兄さんは満足そうに眺めて、また耳元でささやく。
「自分でクリトリス触って、オナニーしちゃう子なんだね、真悠ちゃんは。
おとなしそうなのに…『君はすごく、いやらしい子だねぇ』?」
 自分で言うのとはまた別のゾクゾクが背中を走る。