「いきなりバイブの太さは無理そうだから、こっちもローターにしておこうか。
ちゃんと刺激は強いヤツだから、かなり『来る』けどね」
「ふぁい…」
 こくんとうなずいた私の頭を、お兄さんが「いいこいいこ」してくれた。
「素直に返事するようになったな。
…もっと素直になって、もっと気持ちいい事たくさん覚えていくんだ…」
 そう言って脇腹を舌でねろりとなぞられると、声と感触がぞわぞわっと私の心臓をつつきまわすみたいな感じ。
(私ハ、ソウ、ナリタイ)
 お兄さんは、指をあそこの中に入れてトロトロをかきだしてから、新しく出してきた卵形のおもちゃを入り口にそれでぬるぬると擦り付けた。
 最初は入り口も中も痛いのが大きかったのに、今は入り口でそうされると、そのたびにお豆と同じようなビクンとした刺激が来るようになった…。
 入り口の一番狭いところで、出たり入ったりしてそれがすごく意地悪な感じがする。入ってくるときどんなに、って思う。
「まだヒクヒクしてるから狭さ倍増だな…でも、痛くはないだろ。
弾力あるし、何より真悠ちゃんの顔、うっとりしてるからわかるよ」
 そう言いながら、ぎちゅ…にゅるん、と、お兄さんは卵を私の中に押し込んだ。
「あ…っ…」
 自分のではないような声が漏れるので、また恥ずかしさでゾクゾクとなる。
「膣もきちんと、俺がこれから開発してあげるよ。
クリはもうきっと、これまでが物足りなくなるくらい、気持ちよかったんじゃないか?」
(今ヨリ気持チヨク、オ兄サンニ、サレタイ)
「こんなの、恥ずかしい…」
 いろんなことを言い当てられて、私はそれしか言えなかったけど。
「でも、真悠ちゃんはその恥ずかしいのが、いいんだろう?」
 お兄さんはなぜか、何でもわかっている。
(モットモット、気持チヨク、ナリタイ)
 そしてまた、カチリとスイッチが入った。